耕作放棄地と農業をやる理由

更新日:3月6日

耕作放棄地が僕の住んでいる奥能登の穴水ではめちゃくちゃ目立ちます。今はまだ80代、70代のじいちゃんが田んぼをやれているので、かろうじて田んぼも維持されていますが、その人たちに限界が来ると、これから先はさらに耕作放棄地が増えていくはず…

今年から使わせてもらう畑

僕が今月から耕す畑は荒廃していない耕作放棄地です。厳密に言うと耕作放棄地ではないか…というのも、親戚が放棄した畑を師匠が年に1回そばを蒔いて管理していた土地だからです。師匠は「親戚の畑が荒れるのを黙ってみてるのもなぁ…」と言っていました。荒れるのを食い止めるためだけというのもなかなか骨の折れる作業だと思います。


正直言うと、僕は農業をやりたくてやりたくて農家になろうと思ったのではなく「家庭菜園の実験もうまくいったし、資源が転がってるなら使えばいいじゃない」と思ったから農業をやろうと思いました。都市部なら小作料を払って土地を借りる必要がありますが、ここまで耕作放棄地が多い地域だと「管理してくれるだけありがたや」とタダで借りられます。利用しない手はありません。


奥能登には住む人が少なくなり、せっかく開墾した農地も今や草木が生えて、それが原因でイノシシやシカのような獣が増え、荒れていない農地にも被害を及ぼすようになりました。はるか遠い国から輸入された野菜やお肉は安いとは思います。しかし、目先の安さに囚われた結果、国内の生産者が減り国土が荒廃するというのは実に悲しいな…と僕は思います。


近場で食料が手に入れば輸送に掛かるエネルギーも少なくて住むのに、なぜ遠くの国から持ってきた食料のほうが安いのか…がどうしても腑に落ちません。頭では理屈はわかるんですがね…


文句を言っていても仕方がないんで、僕が田舎暮らしを全力で楽しみながら農業をしている様子をみて楽しんでもらって、楽しく作った野菜を使って楽しく料理して、楽しく食べてもらえるという状態を目指して日々活動しています。


「農業は儲からん」って言う人も多いですが、そういう人は農作業だけやっている気がしています。反対にマーケティングがしっかりできている人はちゃんと稼いでいるように思うんです。なので、農作業だけでなくマーケティングなどを組み合わせて活動していけば全く問題ないと僕は踏んでいます。


最終的には「あいつ、うまくやってるな…農業って楽しいんかな…」って農業に興味をもってもらえるくらいになればいいなと思ってます。

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